運動会へ向けて

運動会はイギリスが発祥とされ
日本では軍事訓練の要素も取り入れたという歴史は広く知られています

歴史を知ると仕方ない部分もありますが
現在の運動会で「気を付け」「前へならえ」「全体前へ進め」などは
「教育は時代に合わせて変化する」ことを考えると
今の時代に合わない気がします

以前の研修の際
「運動会が近くなると、毎日、運動会の練習をする施設がありますが、それは、日頃から取り組んでないからそうなります。日頃から少しずつ取り組んでいると、直前で慌てて練習をしなくても子ども達は出来ます!」

という、衝撃的な言葉を聞いたことを今でも覚えています。
確かに、昔は詰め込みで行っていた記憶があり
私もその体験をして育った世代なので不思議には思っていませんでした。

何のために詰め込みでするの?
何のために運動会をするの?
保育の質を向上するために、キチンと考えることが必要だと思っています。

ということで
当園の運動会は、障害物競走(技走)は行っていません。
代わりに「個人競技」として行います

平均台や鉄棒など様々な器具を一つ一つクリアーしていきます。
器具には難易度があり、子どもが自らから選択して取り組みます。

運動会にも「自ら考え行動する」という考えを取り入れ
1人1人の運動の発達を見ることができるプログラムになっています。

toyoda izumi