プロの声掛け

昨日、今年度の運動会が終了しました。

ここ数年運動会はでは年長児がリレーをしています。

 

このリレー

自分のチームの把握、順番の把握、誰からバトンをもらい、誰に渡すのか

様々な課題があります。

 

また、当園のリレーは走る順番を子ども達が話し合いで決めます。

どんな順番で走ったら上手くいくのか、そして、どのような順番で走ったら勝てるのか・・・

 

練習では、たまに「走りたくない」という子どもがいます。

気持ちの表現なので、尊重をしたいのですが、それではリレーが成立しません。

 

 

運動会前日の最後の練習でのこと

「走りたくない」という男の子がいました。

しばらくして、ある先生がその男の子に声かけました。

「頑張ろう」

「一回だけ走ろう」

 

ではありません。

その言葉に保育の専門性感じました。

 

「みんなが困っちゃうよ!」

「みんな〇〇くんと走りたいんじゃない?」

「自分」ではなく、「みんな」を主体とした声掛けでした。

 

このような声掛けが、「協力」、「共生」、「貢献」を生み出すのだと

改めて保育の専門性を感じたと同時に

集団生活の重要性を感じた出来事でした。

 

izumi toyoda

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