テーブルクロス

当園では345stageのランチの際
テーブルクロスを使用します。

地域の小学校ではランチマットを使用していますが
こども園でテーブルクロスを使うには理由があります。

ⅰ協力
保育者がすべてを準備するのではなく
子どもたちが自分たちで食事の場を整えることを大切にします。
テーブルクロスは広いので一人で準備するのは子どもにとって難しい作業。
子ども達は協力することで、簡単に準備することができます。
「せーのっ!」「まっすぐになっているかな?」と声をかけ合いながら、力を合わせて整える経験
他者を思いやりながら協力し合う社会性の育ちが自然に生まれています。

ⅱ参画の体験
テーブルクロスを敷くという小さな行為にも
“みんなで食卓をつくる一員として関わる”
という意味が込められています。
整えられたテーブルクロスの上で食事をすることは、
ただ見た目が美しいというだけでなく、心が落ち着く共食の環境をつくります。

ⅲ利他
部屋の子ども達のことを思いながら敷く
準備してもらったことに感謝する
普段の生活で過ごすことで
子どもたちに協調・思いやり・感謝の心が育ったらと考えています。

一見、何気ない行動のように感じますが
このような生活での経験が
幼児期の「遊びは学び」なのです。

toyoda izumi