全国実践研究大会IN長野②

基調講演は藤森メソッド提唱者の藤森平司氏
今回は「令和の日本型教育改革」を中心の講演でした
【前編】と【後編】でご紹介します。

日本の教育が変わろうとしている!

「令和の日本型教育改革」という言葉を耳にされたことはありますか?
2021年に国が発表した教育の方針で
これからの子どもたちの学びに大きな影響を与えるものです。

これまでの日本の教育には、良い面もありましたが課題もありました。
たとえば…
•一斉に同じ授業を受ける
•個性よりも「横並び」を重視する
•詰め込み型の知識偏重
こうしたやり方は、子どもの多様性を十分に伸ばせない側面もあったのです。

一方で、日本の教育には残したい大切な文化もあります。
•「一緒に掃除をする」
•「給食当番や日直をする」
•「みんなで学び合う」

これは単なる作業ではなく
「誰かのために働くことは自分の成長につながる」という経験です。

この「利他性(りたせい)=人のために思いやりをもって行動すること」は
日本教育の大きな強みだと世界からも注目されているとのこと

園で子どもたちが当番や掃除に取り組む姿を見ていると
まさに小さな協働の芽が育っているのだと感じます。

次回の後編では
この「利他性」がなぜ今の時代に大切なのか
そして幼稚園や保育園、こども園、ご家庭でどのように育んでいけるのかを考えてみたいと思います。

toyoda izumi