先日全国実践研究大会in熊本、ということで日本全国から多くの保育関係者が集まり、講演会やトークセッション・実践発表が行われました。
公開保育の際には家庭保育のご協力、ありがとうございました。
たくさんの学びがあった今回ですが、一つ印象に残っているお話を共有できればと思います。
藤森先生のお話で、「心情、意欲、態度」についてのお話がありました。
みなさんも聞き覚えがある言葉ではないでしょうか?
私自身も成績表に載っていた記憶があります。
さて、この「心情、意欲、態度」という言葉ですが、どういう意味なのかご存じですか?
簡単に言うと、心情:興味、関心により「何?」「えっ?」が起こり
意欲:「やりたい!」「見たい!」という気持ちになり
態度:自ら行動、実行すること
とあります。これを日々の保育に当てはめ、午前中の設定保育で心情を作り、意欲を持つ。
そして午後の自由遊びで態度(行動、実行する)という流れができると良いとお話がありました。
今ある年長児さんがけん玉にハマっているのですが、ある日の朝に昔あそびゾーンでけん玉を遊び、
活動でクラフトが開いた時に、廃材を使い自分でけん玉を作って遊んでいました。
少し状況は違いますが、昔あそびゾーンで遊んだけん玉(心情)が、自分でも作りたい!もっと遊びたい!という(意欲)になり、
クラフトで実際に作る(態度)へと繋がっていったのではないかと思います。
研修の内容と実際の現場でのことが自分の中で繋がり、こういうことか!と思いました。
このような環境をもっと日々の保育の中で作っていけるようにしていきたいなあと思った今回の講演でした。
MT