りんごを持つ白衣の姿はさながらニュートン?(笑)なこのお友だち。
先日、お家で見つけた大発見を教えてくれた年中さんのSくんです。
彼のお家にあるライトはボタンを押し込むタイプではなく、人が触るとつくセンサーのものだそうで、
ふとその上にみかんを置いてみると、ボタンでなくそのみかんを触るだけでもライトが付いたそうです!
これは不思議!と何度も触ってみたんだとか…!
そのお話がとても面白かったので、ライトを持ってきてもらい、
STEMのお部屋で年長さんたちと一緒に、
どんなものならつくのか、なんで直接触ってないのにつくのか、
実験しながら考えてみることに…!
子どもたちは不思議な現象に大興奮でした。
りんごでも付きますが、間に木などを挟むとつきません。
色んなもので試してみると、どうやら
野菜や果物、鉄などは付きやすく、
木は、木を挟んでボタンと指が近いと反応し、長い木でボタンを触り遠くを持つと、つきませんでした。
多少反応するけど、野菜や果物、鉄に比べると反応しにくいのかな?
ドライバーは持ち手の所を持つとつきませんが、先の方を持つとつきました。
子どもたちになんでだと思う?と聞くと、たくさん手が上り、
「小さい物のほうがつく」
「重いものが付くのかも」
「磁石があるものはつく」
「水があるものはつく」
など、いろんな意見が出ました。
答えを言ってしまうならば、おそらくですが、「電気を通すものはつく」かなと思います。
タッチ式のスイッチは手で触れる部分が、人が身にまとっている静電気に反応する様に作られており、
野菜や果物は中に水分があるので、通しやすい、金属ももちろん同じ。
ドライバーは持ち手がゴムなので、そこを持つとつかず、先を持つと金属なので静電気が伝わり、ライトがついた。
(もし違うよ!という場合は理由を教えて頂けると嬉しいです!)
でも、ここまでは子どもたちには伝えていません。
子どもたちはその不思議さに感動し、
楽しそうに色々なものを試し、
自分なりの「こうじゃないかな?」という答えをそれぞれ見つけていました。
もちろん、そこまではいかないお友だちもいますが、
自分の答えを見つけなくても、なんでかな?と考えなくても、
「不思議だなー!」と感じてくれればそれでこの実験は成功です!
こんな素敵な実験と考察の機会をくれた、Sくんは、
普段から色んなことに疑問を持ち、試し、色々と考えて楽しんでいるお友だちで、
まさしく「子どもSTEM博士」ですね!
daihuku