小学校入学に向けて…何が大事だと思いますか?
保護者の方からもよく、こんな心配事をお聞きすることがあります。
「45分間、じっと座っていられるかな…」
今回幸運にも、当園が実践している「見守る保育(藤森メソッド)」提唱者 藤森平司氏と
熊本市教育長とのパネルディスカッションという形での勉強会に参加することができました。
そこで、保育現場から学校教育に対しての質問…
「小学校入学に向けて、準備すべきことはありますか。」
教育長はこのように述べられました。
「基本的に学校教育とは、様々な背景をもつ子どもたちが入学してくるということを前提にしており、そこから学習なり教育を施していくというスタンス。特段何かさせておくべきことはなく、むしろ今の保育環境で伸び伸びと過ごしてもらえること…」
というお話から、あえて言うのであれば…
「45分間じっと座っていられることより、人の話を聞くことや自分の意見を言うことができればなおいい。」
とおっしゃいました。
私たちは日頃から、子どもたちが自分で考えて行動できるような環境、興味関心がもてるようなきっかけ作り、
子どもたちが「今」必要な発達を遂げるための環境を大事にしています。
何の経験もなく、人の話を聞いたり自分の意見を言ったりできるようにはなりません!
子どもが遊びを通して主体的に動くこと(体験すること)で、それが学びになり学校教育の土台を作るのだと改めて実感することができました☆☆☆
こんな考え方を保護者のみなさまとも共有しながら子どもたちの成長のお手伝いをできればと思います。
HIKARI TOYODA