前回のつづき
【後編】です
今回のキーワード「利他性」
では、なぜ今この「利他性」が大切なのか?
近年の世界では
「自分らしく生きる」
「自由に自己実現する」
ことが重視されてきました。
もちろん素晴らしいことですが
その一方で「自分ファースト」の考えが強くなり
社会とのつながりや思いやりの心が弱まってきているとも言われています。
そのため教育改革では
「一人ひとりの個性を伸ばす学び」と同時に、
「仲間と関わりながら学ぶ協同の学び」を両立させようとしています。
つまり
「自分を大切にしながら、相手を思いやる力を育む」
このとが、これからの教育の柱になるのです。
実は、この第一歩は、家庭にある
子どもにとって一番最初に出会う“社会”は家庭であり
一番最初に出会う“他者”がお父さんお母さん
育児は、子どもにとって最初の「利他性を学ぶ場」
園での当番活動や掃除、友だちとの関わりも、こうした学びの延長線上
家庭と園、そして地域がつながり合いながら
子どもたちの「利他性」を育んでいけたらと思います。
子どもたちが「自分らしく」育ち
同時に「誰かのために行動できる」人へと成長していくこと。
それこそが
令和の教育改革が目指す未来であり
私たち大人が子どもたちに伝えていきたい姿
このれからの乳幼児教育・保育でも大切にしていきたいと感じました。
toyoda izumi