そもそも制作とは

園では季節や時期をみながら様々な製作活動をしています。
完成したものは基本的にしばらく展示します。

以前、研修に参加した際、
「製作活動は何のためにしているの?」
という問いがあり、当時の私は答えることが出来ませんでした。

当時の保育では保育者が
「こうやって作るよ」
「ここをこうして」
「つぎはこうやって」・・・
「上手に出来たね」で終了

その研修の際にその答えにたどりつきました。

それ以来、当園の製作活動は「大人の指示に従って形だけ真似させる」ものではなく
子ども自身の思いやイメージ、経験をもとにした表現活動と捉えています。

与えられた課題をこなすのではなく、子どもが自分で考え、工夫するこが大事だと考えています。

また、「過程を大事にする」ことを大切にしています。
完成品の良し悪しではなく、どう工夫したか、どんな試行錯誤をしたかというプロセスこそが最も価値あります。

そしてもっとも大事にしていることは
子ども自身が「製作活動が楽しい」と思えることです。

そのため、年齢や性別で分けるのではなく、「かんたん」「ふつう」「むずかしい」など
難易度を設けて取り組んでいます。

というわけで今回も個性豊かな作品が飾られていました。

toyoda izumi