今月の言葉

保護者の皆さんはもう読まれましたか?
当園の玄関に飾ってあるカレンダー

今月のカレンダーに綴られていたこの言葉

子どもは、自分のために親が犠牲になることを望むのではなく
子どもから望んだときに、自分が優先順位の高いことを望みます。

幼児教育に携わる私たちにとって
また、親として深く心に響く一言です。

子どもが本当に求めているのは
「自分の存在が大切にされている」という実感。

それは
親や保育者が何かを我慢してまで尽くしてくれることではなく

「今、この瞬間、自分に心を向けてくれている」
という安心感なのだと思います。

たとえば、遊びの最中にふと見せる
「見て!」という目線や転んだときの
「痛いよ…」というつぶやき。

それに気づき、応えてあげられるかどうかが
子どもにとってはとても大きな意味を持ちます。

幼児期は、自我が芽生え、自己肯定感が育ち始める大切な時期。

だからこそ、大人が意識したいのは
「いつでも応じられる」ことよりも

「必要なときに、ちゃんと応じる」こと。

日々の忙しさの中でも
「この子にとって、いま大切なのは何だろう?」
と立ち止まることが
子どもの心の土台をつくるのだろうと感じた言葉でした。

toyoda izumi