ずっと聞きたいと思っていた講演会☆☆☆
元麹町中学校の校長として、定期考査・宿題の廃止、固定担任制の廃止、服装・頭髪指導の中止等に取り組まれ、
公立中学校での改革ということで大変脚光を浴び、
学校の「当たり前」をやめた。 の著者である 工藤勇一氏。
また昨年度までは、私立の横浜創英中学・高校の校長として、第一希望で選んで入学する生徒が20%程だった学校を4年で改革!
現在90%程の生徒が第一希望で入学しているそうです。
ここでのキーワードが【Agency】生徒主体の学び、生徒主体の運営。
そんな先生の自己紹介を聞きながら、講演会序盤から引き込まれてましたが、
今回のテーマ…
【自律する子の育て方】
かれこれ20~30年程前から教育要領にも謳われてきた「生きる力」
本当に今、日本の子どもたちにその力が育っているのか…
という切り口から、不登校、子どもの自殺が絶えない現状、そもそも不登校がいるのは日本と韓国のみ…
特に欧米は、義務教育期間、学びの手段を親が決めることができるとのこと…自宅で学ぶという選択肢もあるため、
不登校という言葉が存在しないんですね。
その選べるという自由度が高い分、保護者が教育を受けさせる義務をきちんと果たしているかという行政からのチェックはかなり厳しいそうです。
ではどんな教育をしていくべきなのか…やはり【子ども主体の教育】に繋がっていきます。
先生の話の中でも、当園が実践している【藤森メソッド 見守る保育】の考え方と同じく、
「主体性は生まれた時から全員がもっている」ということが語られました。
さらに、「主体性」と「自主性」は違う!
自主性とは…与えられた範囲内で、自ら率先して行動すること。これまでの学校教育ではこれを重視されてきている…
主体性とは…自分の意志や判断で、行動の目的や内容を自分で決めて、責任を持って行動すること。
明らかに、子どもが自分で考えているかどうかが大きな違いですよね。
まだまだ話せば長くなるのですが、教育のエッセンスがたくさん詰まった講演会でした!
また機会を捉えて続編をお伝えできればと思います♪
今回この講演会を企画されたのが…
阿蘇の廃校になった木造の校舎を拠点に活動する 一般社団法人sol https://www.sol-momo.com/
日々、保育教育のことをあれこれ考えながら学んでいると、色んな同志とご縁ができますね☆☆☆
HIKARI TOYODA