暮れに保護者のみなさまにもご案内しました、
日本眠育推進協議会主催のシンポジウム。
オンラインで開催されました。
年末の忙しい時期ということもあり、保護者の方の参加はありませんでしたが、
職員でしっかり学んできましたので、少し内容を共有させてください♪
登壇者は5名、私たちにとっては馴染みのある、熊大名誉教授 当協議会理事長の三池先生を筆頭に、
小児科医、大学院教授、研究員、こども園ので赤ちゃん学コーディネーター!
それぞれ睡眠のエキスパートばかり。
当園でも赤ちゃん学会の会員になって10年近く、先に紹介しました三池先生や
「赤ちゃんのしぐさ」等の著者 故 小西先生との出会いをきっかけに、眠育に力を入れています。
おそらく面談やお便り等で、睡眠の大事さをくどくどお伝えしていることと思います(笑)
今回のシンポジウムを受け、改めて「睡眠」が脳の発達にいかに作用しているかということを知ることができました。
当園でもくどくどお伝えしていること…
やはりこれが一番大事。ヒトの体内時計は2歳ころまでには完成すると言われていますので、
子どもの良質な睡眠リズムを、大人がしっかりつけてあげることが重要!せめて就学前までに!
①夜7時から朝7時までの間に睡眠がとれているか。
②年齢に関係なく、夜は10時間程度の連続した睡眠がとれているか。(途中で目を覚まさない)
※夜間の「中途覚醒」は睡眠の断片化、睡眠不足と同じ状態
③入眠時刻と起床時刻がほぼ一定で毎日前後30分(1時間)程度 のばらつきに抑えられているか。
「これができれば、子育て7,8割終わったようなもの!」とさえ、三池先生は言われています(笑)
三池先生の本も1階ホールに紹介していますので、ぜひご覧ください♪
そして今回興味深かったのが、瀬川記念小児神経学クリニック理事長の星野先生のお話。
まず【子どもの睡眠はなぜ大切なのか】ということを明確に説明されていました。
脳の発達、身体の発達への影響。
さらに江戸時代の育児本を紹介されていました!
「夜更かしをさせて日が暮れても寝せないのは、脳の養生法に背いています。」
「小児を夜分に寄席、芝居に連れていって、大切な睡眠の時間を徒に(いたずらに 無駄に)過ごさせるのは何たる心得違いでしょう」
「精神の養生には(中略)郊外の散歩などは至極良いのです。」
と書かれてあるそうです!
子育てにとって大事なことは、今も昔も変わらないんですね。
【早起きは三文の徳】ですね。
今回研修を振り返って、同じことですが…
【早寝は三文の徳】のような気がします。
楽しいお休み中も変わらず、子どもは9時までには寝かせましょう☆☆☆
HIKARI TOYODA