ゴールデンウィークが終わり早1週間が経ちます。長い休みの後は大人も子どもも喪失感を感じてしまいますね。俗に言う「5月病」でしょうか。
そんなゴールデンウィーク中、某テレビ番組で特集されていたことについて紹介させて頂こうかと思います。
皆さんは、「ギフテッド」と言う言葉をご存知でしょうか?私は番組で初めて知りました。
ギフテッドとは、「1つもしくはそれ以上の分野で同じ年齢の子どもと比べて突出した能力を持つ子ども」と言うのが海外での共通認識なのだそうです。
特にギフテッド教育が進んでいるアメリカを例にとって紹介されていました。
アメリカの女子高生が中耳炎の検査から治療までを行うことができるヘッドホンのような形をした医療機器を開発したと言うような内容でした。なぜ、このようなことが高校生にできたのか…
アメリカの公立高校に大学レベルの選択授業があるからだそうです。実験器具を借りたりと自由に研究したりできるのだそう。
日本にもギフテッドをサポートするようなフリースクールがあるそうです。そこでは当園で力を入れているSTEMのようなことから武術、芸術と多種多様な事が行われていました。子どもも先生も関係なく意見交換がされていました。一方で、その分野に全く興味のない子は漫画を読んでいることもOKなのだそう。様々な経験の中から「好き」を見つけていくのだそうです。
このスクールでは「信じて、待つ」を徹底しており、多様性と自由がある居場所をつくりたいという思いから設立されたそうです。
また、創設者のインタビューの中で「何が無駄で、何が必要か事前にはわからない。確立されたこれまでの過去の親の世界、そこの枠内にこどもを入れないようにしない方がいい」とお話されていました。
私も親として、自分が経験した事をベースに我が子と関わってきたのではないかと考えさせられました。
園生活は、ある意味で親の型から離れ個性を持った1人の子として生活することができます。
当園のようにチームで保育をするからこそ誰かの型にはまることなく、子どもたち自身で何をしたいかを選択することができるので「好き」を見つけることができるのではないでしょうか。
全ての子どもたちが好きを大切に多様性を認め合えるように環境をより整えていかないといけないと感じます。
Jun