先日、年中さんのお集まりで「これ読んで」とリクエストされた絵本。

「こびとのくつや」

今年の年長さんが去年年中さんの時お楽しみ会で劇をしたお話です♪

久々に読んでいると…

革で靴を作るシーンが・・・!

と、ここで子どもたちから素朴な疑問。

 

「せんせい、かわってなに??」

 

確かに…革って子どもたちにはなじみがないですよね。

「革は、動物…牛とかの皮の毛をとって、なめしたもの‥いや、つまり人が加工…いや、うーんなんていえば‥(笑)」

「???」

だ、だよねえ(笑)

「皆も皮膚があるでしょ、ほら先生のおててにも」

といって手の皮膚を引っ張って見せると、「ぼくもある!」「わたしも!」と良い反応♪

「牛さんにもこれがあって、その皮に人間がいろいろお薬とかを使ってつくったのが革だよ」

「へー」という顔。これは今度実際に持ってきたほうが伝わりそう!

 

じゃあこれはなーんだ

「紙」

これは?

「いす!」

そう、いすなんだけど、何でできてると思う?

「木!」

これは?

「銀!」「てつ!}

と、それからは身近にある素材のお話をしました。改めて見てみると身の回りにも

たくさんの素材があって、それぞれ専門の人が加工したりして身近にあるのだと私も再確認。

 

翌日…

じゃじゃーん!

簡単なレザークラフトの道具を持ってきました!

革を切って、菱目うちという道具で菱形の穴をあけ、針を使って蝋引き糸で縫い合わせます。

糸は蝋燭がついていること、針は1本でなく2本なこと、革は堅いから先に穴をあけることなど

布の縫製とは違うところを普通の布と糸を見せながら話しました。

そして、縫い終わり…

火を使って糸を溶かして、縫物で言う玉止めのような処理をして止めます。

(水道の近くで安全に留意して行っています)

ついでに今日の日付の打刻もしてみました。(雑ですが(笑))

子どもたちにとって一番身近な道具はハンマーだったようで、

「これおうちにもある!!!」

という声がたくさん聞かれましたよ。

縫ったり打刻したりしたもの、何もしてない革、合皮などを実際に

触ってみて、「かたい!」「つめたい!」「やわらかい!」

と色んな反応がありました♪

先生は趣味でやってるけど、革職人といって、本当にもっと上手で

それをお仕事にしている人もいるし…

服を作るお仕事、椅子をつくるお仕事、

学校の先生、パソコンで色々作るお仕事、料理を作るお仕事…ほかにも色んなお仕事があって、

幼稚園の生活の中にも色んなお仕事の人が関わってくれている、というなんだか壮大な話になりました(笑)

でも本当に世の中には色んなお仕事があるから、子どもたちには無限の可能性があって、

今の時期にいろんな体験をして、色んなことを感じていくことがとても大事ですよね。

そういう意味でも保育というこの仕事のことを改めて考えさせられた日でした。

 

(話が飛躍することに定評のある私ですが、

今回のブログも一冊の絵本からだいぶ話がとんでとんでとんで~♪したなぁ…)

 

大福

コメントを残す