保育の環境(カレンダー)

園の玄関に入ると、手作りの大きなカレンダーがあります。

実はこのカレンダー、ただ予定を知らせるだけではなく、
子どもたちの「時間をとらえる力」を育てる大切な環境のひとつ
幾つかの工夫があります。

まずは、時間の感覚
「昨日」「今日」「明日」表示があります。

この感覚は幼児期の子ども達とっては抽象的で難しいものです。
「明日は〇〇だったね」と表示を見ながら会話が聞かれます。

そして、「日にち」と「曜日」
1~31日までの表示と曜日があります
「今日は〇日」「今日は火曜日だね」と話すことで
時間が順番に流れていることを、目で見ることができます。
そして、「行事」と「誕生日の人の名前」

全員が文字を読むことができませんが
「何って読むの?」
「どうやって書くの?」
興味をもったときが、チャンス!

そんなときは、保育者が丁寧に教えます。
興味をもったときの子ども達の吸収力には驚きます。

今日もカレンダーの前では、
「明日が楽しみ!」「今日はがんばるぞ!」
そんな親子の声が聞こえてきます。

生活の中で「文字」「数」に触れる工夫があるカレンダーです。

toyoda izumi