園では、毎日子どもたちが食べる給食を安全に提供するために
職員が事前に検食を行っています。
この日も検食を終え
トレーを厨房へ返却しようと
ちっちぐんぐん(0・1歳児クラス)を通りました。
すると
1歳の男の子が「あ〜あ〜」と声をあげながら私の方へトコトコ。

よく見ると
私の手元のトレーを指さしながら
「ちょうだい」と言わんばかりの仕草を見せてくれました。
試しにトレーを手渡してみると
その子は嬉しそうに厨房の方へ向かい
上手に返却してくれたのです。
まだ小さな1歳児ですが
「誰かのために動く」
その姿には、“利他性” の芽生えを感じました。
大人が日々の生活の中で自然に行っている行為を
子どもたちはよく見ています。

「ぼくもやってみたい」
「手伝いたい」
そんな思いが
思いやりの心へと育っていくのだと感じた出来事でした。
toyoda izumi

 
     	
			      	 
  
                
  
               