一円対話

4月から様々な活動の中で仲間意識が少しずつ芽生えてきたにこにこさん。

にこにこさんは仲間意識をつけ345の大きな集団へという1年間の大きな目標を立て様々な活動の中で個からグループへという意識づけをしてきています。

「見守る保育」の中では2歳児はとりわけ「同僚性」を育てる大事な時期とされています。

そんなにこにこさん、活動やお集まりの中で少しずつ「一円対話」という時間もとれるようになってきました。345歳児のように大々的にテーマを決めて行う!ではなく、お集まりの中でゾーン決めやトラブルが起きた時などちょっとした時間にやるものですが・・・

まだまだ話し合いとまではいきませんが、「自分の気持ちだけがすべてじゃない」という事にも気付いていって欲しいな…。

人にはいろんな意見があっていろんな想いがある。だからこそ時には自分の気持ちばかりではなく、相手の気持ちも受け入れてみる。

そんな時間が作れたらなと思っています。

昨今子ども主体の保育が世の中で浸透してきて、サークルタイムやミーティングといった子ども達同士で話し合って問題を解決していく保育というのが当たり前になってきています。

これが当園でも行っている一円対話と言われるもの。学校現場でも「協同的な学び」や「個別最適なまなび」が教育の基礎となっている今、やはり自分で考えて自分の気持ちを伝えること、問題を自分たちで解決していく力、自分の気持ちを時には我慢しながら最適な答えを見つけていく事。こんな知識やIQだけではない「非認知能力」と呼ばれる力をつけていって欲しいなと思うのです。

ビックリするのが2歳児さんでもちゃんと自分の意見を言ってくれるし、相手の気持ちを汲み取ってみたり最適な答えを見つけ出そうとしてみたりするんです。

多数決ではなく、それぞれの子どもたちの想いに寄り添えたり、でも時には涙しながら我慢したりそんな活動の中から子どもたち自身で感じて学ぶきっかけになってほしいなと思います。

また、自分たちが決めたことが実際に実現できる!という積み重ねが将来の民主主義の考えにも結び付いて行けばいいな…なんてことも考えています。

どちらにせよ、保育者の腕が試されるなぁ♡と感じる日々です♡

 

☆KAN★